86歳からの再挑戦。夫婦で歩んだ運転免許への道

安全運転
合格ストーリー 第4話|体験談をもとにした再構成漫画

86歳からの再挑戦。夫婦で歩んだ運転免許への道

若い日に故郷を離れ、二人三脚でラーメン店を守り続けてきた夫婦。暮らしの転機から、86歳のご主人が再び運転免許を目指した物語です。

年齢だけで学びの可能性は決まらない。苦手な理由を見つめ直し、自分に合う方法を探していく。

【掲載にあたって】西村堂が伺った受講体験を題材とし、人物像・会話・場面は漫画用に再構成しています。画像は実際の受講者写真ではありません。年齢や経緯などの公開にはご本人・ご家族の同意を確認したうえで公開してください。

合格ストーリー第4話。86歳で運転免許に再挑戦した男性と87歳の妻。ラーメン店の歴史、学科試験での苦戦、音読学習、個別指導、合格、辞典を読む妻を描いた漫画
合格ストーリー第4話・漫画(体験談を題材に再構成したイラスト)

1.若い二人が千葉で始めたラーメン店の物語

若いころ、二人は故郷を離れて千葉へ向かいました。頼りにできるものは決して多くありません。それでも一緒なら頑張れる。二人はラーメン店に住み込み、懸命に働きました。

店主はそんな二人を温かく見守ってくれました。40歳を迎えるころ、その店を引き継ぐ話が持ち上がります。二人は受け継いだ看板を守り、来てくださるお客様のために働き続けてきました。

2.思いがけない事故と、免許が失効した日

50代のある日。厨房で大きな鍋を扱っていたご主人は、スープをこぼして大やけどを負い、入院しました。退院まで約3か月。療養の間に免許更新の機会を逃し、免許はそのまま失効してしまいました。

それからの暮らしは、近くに住む息子さんと娘さんの買い出しの協力に支えられました。しかし、息子さんの転勤と娘さんの海外移住が決まり、夫婦は自分たちで日々の移動を考えなければならなくなります。

「もう一度、自分で運転できるようになりたい」

生活のために必要な挑戦でした。もちろん、高齢での運転には身体能力や健康状態に応じた慎重な判断が欠かせません。

3.実技は驚くほど順調。でも学科が壁だった

教習所では年齢を心配する声もありました。しかし、実際に教習を始めると、ご主人の運転操作は担当指導員が驚くほど安定していました。

一方、学科試験では思うように点数が取れません。問題文を読むのに時間がかかり、読めない漢字があると意味を十分につかめない。仮免許の学科試験でも不合格が続きました。

運転する力と、試験の文章を読んで解答する力は同じではありません。そこで教習所の指導員から紹介されたのが、西村堂でした。

4.西村堂で始めた、少し変わった家庭学習

カウンセリングで困っている点を整理したうえで、個別指導と家庭での練習を組み合わせました。渡された問題集の取り組み方には、順番がありました。

家庭で取り組んだ3つの練習

  1. 問題文を声に出して読む:一つの目安として10〜15秒を意識し、まず言葉に慣れる。
  2. 問題文の意味をノートに書く:何を問われているか、自分の言葉で確かめる。
  3. 意味を理解してから〇×を答える:なぜそう考えたのかを振り返る。

※10〜15秒は、このエピソードで用いた練習の目安です。公式試験の制限時間ではなく、読む速さは一人ひとりの状況に合わせて調整します。

最初は「こんなことに意味があるのだろうか」と半信半疑でした。しかし、繰り返すうちに、問題文を読むことへの抵抗が少しずつ和らいでいきました。

5.以前は50点。もう一度解いてみると88点

以前に購入した問題集の100点満点の練習問題を、改めて解いてみました。以前の結果は50点。ところが、このときは88点でした。

「えっ、こんなに取れるようになったのか」

ただ答えを覚えるのではなく、文章の意味をつかむ練習が役に立っていると実感しました。

個別指導でも、分からなかった理由を落ち着いて説明してもらうことで、「なんで?」という疑問が一つずつ解消していきました。

※上記の50点・88点は100点満点の問題集での練習結果です。仮免許学科試験の点数ではありません。

6.仮免許合格、教習所卒業。そして本試験へ

西村堂で学んだあとの仮免許学科試験は、初回で合格。教習所へ報告すると、担当指導員も驚いたそうです。続く第2段階の教習や効果測定も順調に進み、卒業検定を終えて教習所を卒業しました。

いよいよ運転免許センターでの本免学科試験です。緊張の中で受けた1回目は89点。100点満点で90点以上という合格点まで、あと1点でした。

結果を受け止め、必要な確認をして迎えた2回目。ついに、合格しました。

「やっと、もう一度運転免許を手にできた」

合格は終点ではありません。これからも自分の体調や能力を確かめ、交通ルールを守って安全に運転していくことが大切です。

7.87歳の奥様が、待合室で辞典を読む理由

ご主人が個別指導を受けている間、いつも一緒に来ていた奥様は、静かに辞典を読んでいました。

「どうして辞典を読んでいるのですか?」と尋ねると、奥様はこう話されたそうです。

「あの人が問題集を繰り返して、漢字をすらすら読めるようになったから。私も読めるようになりたいと思ったの」

ご主人の挑戦は、奥様の新しい学びにもつながっていました。長い人生を一緒に歩いてきた二人が、今も互いの背中を押している。そんな温かさが残るお話です。

8.西村堂が、この物語から伝えたいこと

「できない」には理由があります。そして、学び方は一つではありません。

文章を読む速さ、漢字への慣れ、交通ルールの理解。つまずく場所は人それぞれです。西村堂は、必要な学習方法を一緒に考えるお手伝いをします。

一方で、試験への合格は運転の安全性を永久に保証するものではありません。免許の取得・更新には、年齢に応じた適性検査や講習など、法令で定められた手続きがあります。

「合格は通過点。法を守り、安全運転を実践できる運転者を育てることが、西村堂の教育目標です。」

学科試験で困っている方へ

「問題文を読むのが遅い」「漢字が苦手」「勉強しているのに点数が伸びない」。そのようなときは、今の理解度を確認し、必要な学習方法を考えてみませんか。

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学習支援は合格や運転適性を保証するものではありません。

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